
「ピーナッツバター殺人事件」コリン・ホルト・ソーヤー
"The Peanut Butter Murders" by Corinne Holt Sawyer
東京創元社 税込987円 ISBN: 4-488-20305-1
列車に轢かれて死んでいた男は、生前に高級老人ホーム〈海の上のカムデン〉の住人と親交があった。被害者の人となりを把握したいマーティネス警部補からじきじきに頼まれ、いつも以上に張り切って聞きこみを始めるアンジェラたち。当然、探偵活動はそれだけで済むはずもなく、過激に暴走していくのであった。ロビーには新顔のインコ、おなじみ老人探偵団にも新メンバーが加わって、ますます快調ユーモア推理シリーズ第四弾!
解説=光原百合
あとがき
本の見本が届いて,表紙を見て、大爆笑。う〜む。画伯、ますますのってますね。
タイトルを決める時,「ピーナッツバターという単語は生かしたいよね」という事で,意見は一致しましたが、ここからが難航。
「なにかひねったものを」という編集部の要望だったらしいのですが、どう考えても無理。
だって<ピーナッツバター>という単語で字数を消費しすぎているので、あまりながなが続けたら背表紙がもたないよね〜。
そんなわけで、あの名曲「りんご殺人事件」みたいなノリでいこう、とこのタイトルに落ち着きました。
おそろしいことに、ピーナッツバターはいっさい事件に関係していません。どんなだ、とお思いでしょ? それは読んでのおたのしみ〜。(商売上手)
読み返してみて、「う〜む、ここの句読点はいらなかったな。増刷の時にこっそりなおしてもらおうか」などとチェックを入れていて、あらためて気がつきました。
ほんとだ〜。秋の庭にピンクのあじさいが咲いている〜。カリフォルニアの秋って、へん。
キャレドニアもアンジェラも超元気です。やばいです。へたすると、わたしよりも体力あるかもしれません。
今回は光原百合さんが解説を書いてくださいました。どうもありがとうございました。<カムデン>のメンバーたちの大ファンでいらっしゃるそうで、ううっ、ぷ、ぷれっしゃーが。
ではでは、次作もどうぞごひいきに。