「ひよこはなぜ道を渡る」エリザベス・フェラーズ

「ひよこはなぜ道を渡る」エリザベス・フェラーズ
"Your Neck in a Noose"by Elizabeth Ferrars
　東京創元社　本体760円　ISBN: 4488159214

　旧友のジョンに請われて、彼の屋敷を訪れたトビー・ダイク。屋敷の様子に不審を抱き、邸内に侵入したトビーが目にしたのは、書斎でこときれている友の姿だった。部屋には弾痕や血痕、争ったあともある。だが、その後判明したジョンの死因は”自然死”だった・・？　＜死体なしの殺人＞と＜殺人なしの死体＞を巡る，切れ味鋭い本格推理。名コンビ＜トビー＆ジョージ＞最後の事件。

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「その死者の名は」エリザベス・フェラーズ

「その死者の名は」エリザベス・フェラーズ
"Give a Corpse a Bad Name"by Elizabeth. Ferrars
　東京創元社　創元推理文庫　本体560円　ISBN: 4488159206

　深夜、人を轢いてしまったと、警察署に女性が飛び込んできた。死んだ男は泥酔して、道の真ん中で寝込んでしまったらしい。ただ奇妙なことにこの男、どの酒場にも寄った形跡がなく、酒瓶も持ってはいなかった。本当にただの事故なのか？　首を傾げる警察の前にしゃしゃり出たのは、御存じトビーとジョージの名コンビ。本書は二人の最初の事件でもあり、著者のデビュー作でもある。
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「さまよえる未亡人たち」エリザベス・フェラーズ

「さまよえる未亡人たち」エリザベス・フェラーズ
"The Wandering Widows"by Elizabeth Ferrars
　東京創元社　創元推理文庫　本体560円　ISBN: 4488159192
　ひさしぶりに英国へと帰ってきた青年ロビンは、せっかくの休暇に殺人事件に巻き込まれてしまう。殺されたのは旅先で知り合った、個性的な有閑マダム四人組のひとり。はたして、犯人は友人か、息子か、夫か、それとも転々。謎を解く鍵はいったいどこに？　からまりあった謎が解けていく楽しみに、あざやかな解決の爽快感！　英国の巨匠フェラーズの、中期を代表する本格ミステリ。
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「細工は流々」エリザベス・フェラーズ

「細工は流々」エリザベス・フェラーズ
“Remove the Bodies”（Rehearsals for Murder)
　　by Elizabeth Ferrars
　東京創元社　創元推理文庫　本体５２０円　ISBN: 4488159184
「IN★POCKET'00年文庫翻訳ミステリー作家が選んだ第4位」
　ある晩、突然トビーを訪ねてきた娘は、事情も言わずに金を借りて去っていった。翌日、トビーは匿名の電話で、彼女が殺されたことを知る。信じられないくらい無邪気なお人好しだった彼女に何があったのか？　現場に乗り込んだトビーたちが見つけたものは、糸を使った奇妙な仕掛け。どうやら推理小説のトリックを熱心に試している奴がいるらしい。はたして、事件との関係は？

「自殺の殺人」エリザベス・フェラーズ

“Death in Botanist's Bay”（Murderof a Suicide)
　　by Elizabeth Ferrars
　東京創元社　創元推理文庫　本体５２０円　ISBN: 4488159176
「IN★POCKET９９年文庫翻訳ミステリー評論家が選んだ第３位」

　気分転換にアスリントンの町を訪れたトビーとジョージは、嵐の中、身投げをはかった男を取り押さえる。だが、男は翌朝、一発の銃弾と共にこの世を去った。結局自殺したのかと思いきや、警察の捜査結果は他殺の可能性を示唆するものであった。果たして、これは自殺に偽装した他殺なのか、それともその逆なのか？