2012年04月06日

エアーズ家の没落

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「エアーズ家の没落」 The Little Stranger
サラ・ウォーターズ Sarah Waters
東京創元社 
ISBN: 978-4-488-25407-0
ISBN: 978-4-488-25408-7


かつて隆盛を極めながらも、第二次世界大戦終了後まもない今日では多くのものを失い、広壮なハンドレッズ領主館に閉じこもって暮らすエアーズ家の人々。かねてから彼らと屋敷に憧憬を抱いていたファラデー医師は、往診をきっかけに知遇を得、次第に親交を深めていく。その一方、続発する小さな“異変”が、館を不穏な空気で満たしていき、人々の心に不安を植えつけていく……。たくらみに満ちた、ウォーターズ文学の最新傑作登場。

*第5位『ミステリが読みたい!2011年版』海外篇/歴史部門
*第7位『このミステリーがすごい!2011年版』海外編
*第7位〈週刊文春〉2010ミステリーベスト10 海外部門
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2009年09月26日

「夜愁」サラ・ウォーターズ 


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「夜愁」(上)サラ・ウォーターズ 
"Night Watch" by Sarah Waters
東京創元社 税込924円 ISBN: 4488254056

1947年、ロンドン。第二次世界大戦の爪痕が残る街で生きるケイ、ジュリアとその同居人のヘレン、ヴィヴとダンカンの姉弟たち。戦争を通じて巡り合った人々は、毎日をしぶとく生きていた。そんな彼女たちが積み重ねてきた歳月を、夜は容赦なく引きはがす。想いは過去へとさかのぼり、隠された真実や心の傷をさらけ出す。ウォーターズが贈るめくるめく物語。ブッカー賞最終候補作。


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「夜愁」(下)サラ・ウォーターズ 
"Night Watch" by Sarah Waters
東京創元社 税込924円 ISBN: 4488254063

1944年、ロンドン。夜ごと空襲の恐怖にさらされながら、日々の暮らしに必死でしがみつく女たちと男たち。都会の廃墟で、深夜の路上で、そして刑務所の中で、彼らの運命はすれ違い、交錯する。第二次世界大戦を背景に、赤裸々に活写されるのは人間の生と業、そして時間の流れと過ぎゆく夜。大胆な手法を駆使して、人間という存在の謎に迫る、ウォーターズ渾身の傑作。
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2009年09月19日

「荊の城」 サラ・ウォーターズ

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「荊の城」(上)サラ・ウォーターズ 
"Fingersmith" by Sarah Waters
東京創元社 本体940円 ISBN: 4488254039
「このミステリがすごい!05年版 第1位」
「IN★POCKET文庫翻訳ミステリー総合 第1位」
「週刊文春 ミステリーベスト10 第2位」
19世紀半ばのロンドン。17歳になる少女スウは、下町でスリを生業として暮していた。そんな彼女に顔見知りの詐欺師がある計画を持ちかける。とある令嬢をたぶらかして結婚し、その財産をそっくり奪い取ろうというのだ。スウの役割は令嬢の新しい侍女。スウは迷いながらも、話しにのることにするのだが・・。CWAのヒストリカル・ダガ−賞を受賞した、ウォーターズ待望の第2弾。

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「荊の城」(下)サラ・ウォーターズ 
"Fingersmith" by Sarah Waters
東京創元社 本体940円 ISBN: 4488254047

スウが侍女としてはいったのは、俗世間とは隔絶したへんぴな地に建つ城館。そこに住むのは、スウが世話をする令嬢モード。それに、彼女の伯父と使用人たち。訪ねてくる者といえば、伯父の年老いた友人たちだけという屋敷で、同い年のスウとモードが親しくなっていくのは当然だった。たとえその背後で、冷酷な計画を進めていようとも。計画の行方は? ふたりを待ち受ける運命とは?

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posted by ゆき at 19:53| 東京 ☀| サラ・ウォーターズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「半身」サラ・ウォーターズ

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「半身」サラ・ウォーターズ "Affinity" by Sarah Waters
東京創元社 本体1060円 ISBN: 4488254020
「週刊文春 ミステリーベスト10 第1位」
「このミステリがすごい!04年版 第1位」
「IN★POCKET文庫翻訳ミステリー総合 第3位」
「Yahoo! ユーザーが選ぶベストミステリ2003 第3位」
 独房からは信じがたい静寂が漂ってきた。獄内の静けさを残らず集めたより深い静謐が。それを破ったのは溜息。わたしは思わず、中を覗いた。娘は眼を閉じ・・祈っている! 指の間には、鮮やかな紫。うなだれた菫の花。1874年秋、倫敦の監獄を慰問に訪れた上流婦人が、不思議な女囚と出会う。娘は霊媒。幾多の謎をはらむ物語は魔術的な筆さばきで、読む者をいずこへと連れ去るのか?

 HP版注釈


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posted by ゆき at 19:46| 東京 ☀| サラ・ウォーターズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする